「愛知県大学対抗ハッカソン HackAichi 2020」に参加した

11/7 (土) ~ 11/15 (日) に開催された大学対抗のハッカソンに友人らとの5人チームで参加した.

各大学1チームしか参加出来ないルール(複数チーム応募が来た場合は抽選)だったので,参加できたのは運が良かった.


あと別の大学の参加者に高専時代の1つ上の先輩が居たのでとても驚いた.


アイデアソン(11/7)

まず最初にアイデア出しの集まりがあった.

協賛企業さんから4つの課題が出され,各チームがその中から1つ選んで課題解決のためのアイデアを出すという流れだった.


今回提示された4つの課題

  1. 在宅勤務って難しい?~お母さんお父さんを助けよう~
  2. 世界中の設備を「愛知県」から保守管理したい!
  3. 三密を避けたリモートワークで失われたFACE TO FACE コミュニケーションをAI/IoTを使って復活せよ
  4. 自宅でもファッションを楽しむことができるアイデアを考案せよ



課題選択の時間も課題解決案を出す時間も想像以上に短かったので,僕らのチームは他とアイデアが被らないかつある程度解決案が考えやすそうなファッションの課題を選んだ.

最終的には,気軽にファッション雑誌を作って共有できるサービスを作ろうとなった.



アイデアをまとめた後は各チームのアイデア発表を全体で行い,参加者全員で良かったと思う2つのチームに投票した.

投票結果は15大学中4位だったので「頑張って実装すれば受賞ワンチャンあるな…」と思ってた.




開発期間(11/7~11/14)

アイデアはこの1週間で実装した.


メイン機能(雑誌ページor表紙作成)の班3人とSNS班2人で分かれて開発を進めた.

僕はSNS班のバックエンド担当となった.

ハッカソンの大枠のテーマが “「モノづくり×AI・IoT」で新型コロナウイルスの脅威を解決しよう!”だったので,AIとなるとメイン機能の言語は python 確定となり,Webアプリケーションフレームワークもそれに合わせてDjangoになった.



11/8に将棋大会スタッフのバイトがあったので,Djangoの入門本を買って実装に着手したのは11/9 からとなった.



実装の流れ(自分視点)
  1. 入門本に沿ってSNSを作る(本に「簡易SNSを作ろう!」という章があった):11/9~11/10
  2. フロント担当にページを作ってもらう,この間自分はDjangoの勉強しつつメイン機能の動作確認とDB設計:11/11~11/12 
  3. フロント担当が作成した部分のマージ:11/13
  4. メイン機能のマージを行い,ローカル環境で一通り動かしてデモ動画撮影:11/14
  5. AWS EC2 サーバへデプロイ:11/15



ハッカソンなので当然と言えば当然だが,開発の全てがギリギリだった.


最終プレゼン資料を 11/14 (土) の18時までに上げないといけなかったので,それに伴ってデモ動画も上げる必要があり,18時までに一通り動かすところまで到達する必要があった.

実際に動いたのは17時を超えてからで,充電が30%を切った画面開きまくり(タブいっぱいChrome,開発用ターミナル,通話&画面共有Discord)のMacBookAir上でデモ動画を撮った.

動作がカクカクでメイン機能の実行に1分以上かかってたので本当に最低限のデモ動画だったが,自分としては何とか動いて良かったと心から思った.





今 GitHub を見直してみると,金曜日と土曜日(下2段)に多くの草をはやしており,修羅場ってたことが分かる(水曜日と木曜日はサボっているわけではなく,ブランチへのpushでは草が生えない仕様のせい…のはず).

GitHubの
コントリビューション




最終プレゼン等(11/15)

最終プレゼン資料にはとりあえずでSNSサービスにアクセスするためのQRコードを載せてもらい,11/15 (日) の15時30分最終発表開始までにデプロイすれば大丈夫だと考えていた.

甘かった.

「IPアドレスとかAWS感のあるURLだとダサいからドメイン取っとくか~」と言って取得したドメインの紐づけ以前に,本番用DBへの切り替え,ネットワークの設定,そもそものプロジェクトフォルダの置き場,全てにつまずいてきちんとしたデプロイが間に合わなかった.



結局,IPアドレスのままZoomのチャットにURLを送り,メイン機能は動きません状態で公開した.



プレゼンはチームメンバーが良い感じに行ってくれた.

自分は前半のうちはデプロイ作業してをしていて前半の発表をほぼ見てないが,後半の他の発表と遜色のない良い物だった.

課題の定義,解決案の提示,AI使ってるアピール(人物切り抜きやキャプション生成),今後の展望を短い時間の中でスムーズに発表してくれた.


ただ,結果は受賞ならずだった.

やはり審査員はアイデア+実際に動くかの2点を見るため,本番環境でメイン機能が動かなかったのは説得力に欠けていた.

チームみんなごめん.




感想

久しぶりに集中して開発をした気がする.

大学の友人と通話を繋いで開発を行う日が来るとは思ってもみなかった(高専時代はプログラミング同好会に入っていたが大学では将棋部に入っているだけなので).

Discordのメッセージやら通話やらで友人とやり取りをしながら開発をするのはめちゃくちゃ楽しかった.

一人で開発している時間はBanG Dream!の曲をヘビロテしてた.



開発期間1週間となると時間的に余裕がなく,人間的な生活が出来なくなるので突然鼻血が出てきたり足がむくんで小指が謎に痛かったりしたが,無事にイベント終了まで生きていたのでヨシ.



技術的なところでは,WebアプリケーションフレームワークのうちRails と Laravel は触ったことがあったのでこの機会に Django を触ることが出来て良かった.

謎のパッケージ管理?仮想環境構築?システムの pipenv を知ることが出来たのもデカい.

今後修士の研究でも python をぼちぼち触ると思うのでまた機会があればよろしくしたい.





最後に,ハッカソンを運営して下さったJerryWareさんおよび協賛企業さん,そしてハッカソンに誘ってくれたチームメンバーに感謝.


1週間お疲れ様でした.

“スーパーコンピュータ「不老」TypeⅡサブシステム利用 マルチGPU・Deep Learningハッカソン” に参加した

研究室の先輩と一緒に11/5,11/6の2日間,名大のスパコン「不老」を使った課題持ち込み型ハッカソン(詳細は以下URL)に参加した.

http://www.icts.nagoya-u.ac.jp/ja/sc/news/event/2020-11-05-gpu.html

持ち込んだ課題は先輩の研究に関するもので,自分は研究の引き継ぎを兼ねたお手伝いをしてた.


主には先輩が作業しつつ,分からないところを僕がハッカソン用Slackで質問するという感じだった.

リンク先のページを見てもらうと分かるようにメンターにはNVIDIAの方々が居て,色々と質問に答えて頂いた.


やったこと


ハッカソンでは,ハイパーパラメータ最適化のための Python ライブラリ「Optuna」を研究対象のプログラムに適用し,分散並列最適化を行った.

今までは1ノード実行で学習させていたのを3ノードで分散並列実行させるように変更し,精度も向上したのでまずまずの成果.



更にOptuna では枝刈りのロジックも組み込むことができ,見込みの薄い訓練を途中で打ち切ることで,同じepoch数で試行できるパラメータ数が増やせるらしい.

ので,試しに資料を参考にしつつ実装してみたがこちらは少し時間が足りなかったため,上手くいったかどうか分からない(動きはした).

今後やること(やりたいこと)

とりあえずは枝刈りの続きをやってみたいなぁという感じ.


というかそもそも,どこをチューニングするか問題(先輩曰くドロップアウト率などのパラメータだけでなくネットワークの層の数などもチューニングしてみたいらしい)があるのでそこを見極めるのが先な気がしてる.

あと今回は精度しか見ていなかったが,分散並列最適化の際に実行時間がどれほど変化したのかの測定も行いたい.



ハッカソンの感想

初日に寝坊して自己紹介の時間に居なかったり,最後の集合写真の前に別の予定で抜けざるを得なくなってたりして,完全オンライン開催ということもありハッカソンに参加した感がまるでないが,ハッカソン開催中のみスパコン「不老」使い放題の状況で色々試せたのは楽しかった.

具体的にいうと,今まで名前しか聞いたことがなかったSingularity(高性能計算の分野に特化したコンテナ技術,GPUが扱いやすい)を使って, Optuna の環境を作ってみたり分散並列最適化の際にパラメータを保存しておくためのPostgreSQL環境を作ってみたり出来たのは良かった.

ついでに研究のコードも引き継いだので来年以降も色々出来そう.

また機会があれば今度はもっとスムーズにジョブを投げまくってスパコンを使い倒したい.

研究室旅行に行った in 東北

2/24〜2/26の3日間,研究室のメンバーで旅行に行った.

旅先で撮った写真の供養を兼ねて文章を適当に綴る.



初日は岩手県にある幽玄洞と呼ばれる鍾乳洞に行った.

通路



鍾乳洞といえば僕は天外魔境Ⅱで知った秋芳洞くらいしか出てこないが,この幽玄洞は日本最古の鍾乳洞らしいので多分こちらも有名なのだろう.

最古というだけあって洞窟内では至る所で化石もみられた.


基本的には狭い通路だったが,一箇所だけ開けたところがあり,そこから見える泉は綺麗だった.

洞窟内の泉

また今度鍾乳洞に行くときは夏に行ってみたい(洞窟内は冬は暖かく,夏は涼しいらしい).





幽玄洞の次は猊鼻(げいび)渓の川下りを体験した.

猊鼻渓の風景1
猊鼻渓の風景2

舟を漕ぐ担当の人に舟を進めてもらいつつ,舟の上でこたつにくるまって話し手のガイドを聞きながら川を下っていった.

話し手のじいさんは,話の節々にさりげなく駄洒落を仕込む話術を持ち,歌がうまく,iPhoneのAirDropを使いこなす超人だった.

行き帰り合わせて1時間以上あったが,退屈することなく舟の上を過ごした.



あと,猊鼻渓は有名人も度々訪れるほどの有名な川下りスポットなようで,きんさんぎんさんや吉岡里帆さん,SKE48のメンバー(名前忘れた)などが訪れたことがあるそう.




2日目は中尊寺を参拝してから岩手県をあとにして,宮城県に行った.

中尊寺(金色堂は写真撮り忘れた)

中尊寺の本堂までは,月見坂と呼ばれる参道を登る必要があり,結構急な坂道だったので疲れた.

中尊寺は奥州藤原氏と縁がある寺らしいが,日本史の知識が圧倒的に抜け落ちているので「清衡って誰だっけ」とか思いながら見て回った.



金色堂は拝観料が必要で,コンクリートの建物内に厳重に保管されていた.

その名の通り金で覆われた綺麗な仏堂だったが,自分は視力が最悪でおそらく100%の金色堂を享受出来ていないので眼鏡を持っていくべきだった.





宮城県では最初に松島に降り立った.

福浦橋

遊覧船で松島の島々を巡るみたいなものもあったが,3日目に備えて仙台に移動する必要があったので海岸を歩きつつ景色を楽しむくらいにとどまった.


何故直接仙台に行かず一旦降りたのか一瞬疑問だったが,駅を降りたときに”日本三景”の4文字が見えてなんとなく理解した.

このときまで日本三景を普通に知らなかったのでアレ.








3日目は仙台の主な観光地を循環するシティループバス「るーぷる仙台」を利用して観光した.



るーぷる仙台の1日乗車券を買う際,仙台を満喫するためのおすすめコースを掲載したパンフレットが手渡された.

乗車券は博物館や展示館の割引券にもなり,観光に力入れてるなぁという感じ.


おすすめのコースに沿って,伊達政宗のお墓である瑞鳳殿や仙台城跡を見て回った.

瑞鳳殿
仙台城跡にある伊達政宗の像


伊達政宗も何をした人なのか実は良く知らないが,施設内の看板で知識を仕入れつつ見て回った.

殉死という単語をここで初めて知った.

NARUTOで出てきた殉職と似た意味かなと思ったが全然違った.







最後に飯の画像を載せて終わる.


旅行中のご飯はホテルのバイキング含めどれも美味しかったが,特に仙台の牛タンが最高だった.

岩手のわんこそばを食いそびれたのでまた次の機会に食べてみたい.

げいびそば
とろいくら丼
特切り厚焼定食(牛タン)

新居浜将棋会館新春指し初め将棋大会に参加した(2)

去年同様に新居浜で将棋の大会が開催されたので参加してきた.



今年は個人の対局ではなく,A級B級1人ずつの2人チームで対局していくという形だった.

2人共2勝すれば勝ち点1.5,1勝1敗なら0.5,2敗なら0で,全部で4局指して勝ち点を競うという形式だった.



僕個人の成績としては2勝2敗でなんとも微妙なものだった.


穴熊に負けたのが悔しいので盤面を載せておく.

以下は△6四歩▲同歩△同銀となった局面.

△6四同銀まで

本譜ではこの後▲2五桂とはねたが▲1五歩と突き捨ててからはねた方が良かった.

突き捨てをせずにはねた事により,▲2五桂△4二角▲4四角△5三銀▲7七角と進んで盤面が落ち着いた後に△2四歩と突かれて標的にされてしまった.

突き捨てていれば▲1三歩が入って攻めが繋がりそうな感じだったので,これからは意識するようにしたい.




今年は入賞できなくて残念だったが,新居浜の友人に1年ぶりに会えたのでワース.

また来年も参加できたらいいな.

参加賞のカップ麺とおっさんさんから頂いたみかんと詰将棋

「Vtuber Land 2019 in よみうりランド」に行った

今日は東京の友人とよみうりランドに遊びに行った.




お目当てはにじさんじとのコラボアトラクションと,にじさんじGALS(椎名唯華,樋口楓,笹木咲,鷹宮リオン)によるホールでのトークイベントだった.



昼過ぎに到着したので最初は舞元ラーメンを食べた.

舞元魚介スペシウム(提供店舗:味噌衛門)




次にバンデッド(ジェットコースター的なやつ)に乗るか迷ったが,食後なのでゆっくりしようとなって観覧車に乗った.

観覧車ボイスはえるえるがいいな~なんて言ってたらえるえるが来て最高だった.

観覧車ボイスでは自己紹介(フルネームも言ってた)を交えつつ,オススメのアトラクションの話とかをしてくれた.

ので,もし来年も行くなら初手観覧車安定かもしれない.




この次にバンデッドに乗りたかったが観覧車以上に混んでてトークイベントに遅れそうだったので諦めた.

代わりにカフェでカプチーノ飲みながら話をして時間を潰した.

日が暮れていってよみうりランドが段々と夜の姿に変わっていく様子は中々綺麗だった.








トークイベントでは4つ程用意された企画をやってた.

開演前の様子

流石のトーク力・アドリブ力といった感じで楽しませて貰った.

樋口楓の食レポの場を用意した企画ナイス.

ペンライト持って来ている人達が結構居たので,自分もKANA-DEROのペンライトを持って行くべきだった.



トークイベントの後は閉園時間も近かったのでよみうりランドをあとにして,調布近くの牛角で友人に焼き肉を奢って貰った.

半年ぶりの肉はとても美味.





今回は手持ちの金4000円で東京に行くという限界旅行をしてしまったが友人の手厚い支援のおかげで色々楽しめた.

クリアファイルとVtuber Land Tシャツ

もちろんお金は使い果たしたので手持ち残金14円,口座残金365円でここからが本当の限界生活だが,にじさんじGALSから受け取った元気を糧に来月の仕送りまで頑張って生きていこうと思う.

名大将棋部の夏合宿に参加した

9月13日~16日に将棋部の合宿があったので参加してきた.


直前の12日に体調を崩してしまったので初日はマスクを着けていったが2日目には体調が良くなったのでノープロだった.




合宿のスケジュールは以下.

1日目

  • 個人戦(スイス式トーナメント)

2日目

  • リレー将棋
  • レクリエーション(体育館で遊ぶ)
  • 地獄竜王戦

3日目

  • リレー将棋の続き
  • 詰将棋選手権
  • 常識力テスト
  • 近藤さん VS 1年生7人(7面指し)
  • 惣菜さん VS 2年生4人+僕(5面指し)

4日目

  • 朝飯食べて帰る




前期は研究テーマ決めと院試で部室にほぼ行けず,部内リーグ戦くらいでしか将棋を指していなかったため,久しぶりにしっかり考えて将棋を指した(ウォーズは思考停止で指すため).



今回の合宿は振り飛車党が多く,前回よりも相振りをたくさん指した.

唯一,リレー将棋だけは居飛車党の3人とチームだったので流石に居飛車を指した.

無論タイムを使いまくったが戦犯はかました.

居飛車は嬉野流を少し知っているくらいなのでもう少し勉強した方が良さそう.







合宿が終わってからブログサーバの移行作業をずっとしてたので合宿中の棋譜がほとんど抜けてしまったが,印象に残っている局面だけ少し挙げる.


初日の市長さんとの対局(個人戦).

去年の個人戦と同様に▲7八飛から始まり相振り飛車になった.


画像は3筋の歩を切ってから△8七銀狙いで角銀交換を申し込んだ局面.

ゆっくりしてると矢倉に組まれそうなので仕掛けた.

△2六歩まで(画像は後手の自分視点なので先後表記逆)

金が4七に上がってない形なので3六の歩をかすめ取ったり,飛車を5段目に引いて7筋や8筋に回る手を見せたりできて気分は良かった.


ただ,飛車回りは▲5七角でぴったり受けられた.

△2七歩成▲1二角成と進んで以下の局面.

▲1二角成まで(画像は後手の自分視点なので先後表記逆)

香打ちに対する上手い受けが思いつかなかったので△7九銀と打ったが大悪手.

結局飛車も銀も取られてしまうので△3五歩で金取りをかけて2枚替えを狙うほうが良かった.


以下1段目に飛車を打ち下ろされて防戦一方になり負け.





次は3日目の惣菜さんとの対局(5面指しのやつ).

春合宿のときに市長さんから教えて貰った4→3戦法を指した.

△4四銀と出たタイミングで▲5七角△3三飛となり,飛車が狭くて怖い序盤だったが,△7三角で対抗して頑張った.

銀を捌いた後は馬を5五に引き付けて相手の守り駒を剥がしていく展開で指しやすかったが,途中の▲9四桂に対する応手が良くなかった.

▲9四桂まで(画像は後手の自分視点なので先後表記逆)

対局時は玉上がりしか見えなかったが△7一玉で良さそう.

本譜は△8三玉▲8二飛△7三玉▲6四銀△6二玉▲5三銀と進み,馬取りを食らってしまった.


この後は入玉を目指す展開となり,時間に追われた相手のミスにより勝てた.





今回の合宿は,地獄竜王戦でベスト4になったり,常識力テストで50点を取ったりとメンタルをボコボコにされたが,楽しかったのでよし.

将棋のモチベが上がったので将棋AIの本を早く読み切りたいと思う.

名大将棋部の春合宿に参加した(春休み18日目~21日目)

2月22日~25日に将棋部の合宿があったので参加した.

今回は三重県伊勢市に行ってきた.


親の金が出ないとのことだったので参加するか迷ったがバイト代から金を捻出した.







合宿のスケジュールはこんな感じ.

1日目

  • 団体リーグ戦

2日目

  • リレー将棋
  • 伊勢市をちょっと観光
  • 地獄名人戦

3日目

  • 詰将棋選手権
  • トーナメント戦

4日目

  • 朝食食べて帰る



夏合宿と大体一緒だが,今回は常識力テストが無かった.





初日の団体リーグ戦は局面を覚えてないので割愛.

ゴキゲン中飛車と相振りを指したのは覚えてる.





2日目のリレー将棋では振り飛車党の2人とチームだったが僕の悪手により3局のうち2局の局面を悪くしてしまい,1勝2敗となった.


反省の意味を込めて一つ局面を載せておく.

戦型は超速対ゴキ中で,飛車を歩で閉じ込めるあの変化.

角成りを受けずに飛車が走ってきてくれたので流石にこちらが良かったと思うが,以下の局面で僕が香車を打たずに歩を取ったため悪くなった.


短い時間で手が読めるようになりたいね.





リレー将棋のあとはフリータイムだったので宿の周辺を少し歩いて,二見興玉神社に行った.

夫婦岩

直ぐ近くには水族館があったが周りの雰囲気だけ見て帰った.

伊勢市といえば伊勢神宮だが,正月に行ってきたばかりなので行かなかった.





地獄戦は,2日目の夜に行われた.

夏合宿は地獄竜王,春合宿は地獄名人というタイトルにしているらしい.
負け進みというルールは共通で,決敗戦で負けた人がタイトルを獲得する.


今回の地獄名人戦では一回戦に五右衛門さんと当たった.

戦型は相振り飛車だった.



以下は3筋の歩を突き捨ててから△2六歩▲同歩△同飛と,飛車が走ってきた局面.

ここで単純に飛車を引かせると△2四飛~△8四飛と回ってこられて嫌だったので▲7四歩と打ってから▲3四銀と上がった.




その後7四の歩が取られそうだったので▲6五歩と突いて角交換を申し込んだ.

△8八角成▲同飛△3三角に対して▲1五角と打った.

飛車を取り合った場合小駒を直ぐに回収されるのでそこまで気分は良くないが,▲8二飛からの▲8一飛成や▲8三飛成を楽しみにできると思ってこの角を打った.

本譜はこれに対して△2二飛と引いた.

その後は6五や7四の歩を生かしてと金や馬を作ってなんとか勝った.






初日,2日目と相振りでいい感じに勝っていたが,3日目のトーナメントの予選では相振りでボコボコにされたので,やはりまだまだセンスが足りない.

角道を止めた金無双向かい飛車を組んだ後,再び角道空けるのが遅いと痛い目を見ることがわかった.



予選で印象に残っているのはVANさんとの対局.

居飛車穴熊に対して発狂する手順を知らないので,銀冠を組んでゆっくりしようとしてたところを攻められた.

本譜はここで▲同歩と取ったが,▲2七銀△5三角▲4五歩の方が良かったかもしれない.

居飛車穴熊は本当によくやられるので決定的な対策を持っておきたい.





詰将棋選手権は時間いっぱい使ってギリギリまで解いていたが最後まで解くことは出来なかった.

周りの人が解くの早すぎて怖い.

最近,詰将棋の本を部室から借りてちょくちょく解いているが7手詰以上は本当にキツい.

今回の問題で,17手詰を正解したのは嬉しかった.







最後になったが旅館のご飯は今回も美味しかった.

一人暮らしをしていると刺身を食べる機会があまりない(魚を買おうと思わない)ので久しぶりに食べた.

1日3食お腹一杯食べられるのがありがたすぎる.




伊勢うどん






伊勢エビ











今回の合宿で4→3戦法という素晴らしい戦法があると知ったのでまた勉強したい.


来月には大阪で学生選手権という将棋の大会があるのでぼちぼち頑張る.

Kaede Higuchi 1st Live “KANA-DERO”に行った

今日はでろーんのライブがZepp Osaka Bayside であったので行ってきた.


ライブ自体行くのが初めてだったので色々と初心者ムーブをかましてしまったが,まあ楽しめたので良し.


物販ではグッズ1種につき1人1つまでという制約があったので「全然余裕じゃね?」と思ってたらそんなことはなかった.

2時間前に並んだ人でさえCDやペンライトを買えなかったという人も居たようで,正直びっくりしてる.

ゲーマーズなんば店でサイリウムを買っておいて本当に良かった(キーホルダーもついでに買った).




ライブのスタンド席は思ってた以上に狭かった.コートを着て入ったのは多分失敗で,普通に暑かった.



ライブの出だしはでろーんの生歌を聞けたというだけで感極まってた.

今まで部屋で1人でループさせて聞いてた曲を,生歌で,迫力のある演奏で,大人数で聞くってだけでこんなにも楽しいのかって感じだった.

コールも予習したかいがあって結構ノれた.特に響鳴は格好いいしコールしやすいしで最高の曲だった.


何はともあれ16曲を歌いきったでろーんは本当に凄いし,アンコール後のWISH!は感動したし演出も素晴らしかった.



最初にでろーんがライブするという発表を聞いたときは嬉しい反面,「あ,もうそんな遠くに行っちゃうのか…」みたいな謎の寂しさを覚えた.

ただ,今日をライブを見て,それでも応援しないとなぁと思う.

やっぱり輝いているでろーんが見たい.

僕はYoutubeの動画再生やグッズ購入くらいでしか応援出来ないけど.でろーんにはこれからも活躍して欲しい.

最高のライブをありがとう.

おつでろーん!

新居浜将棋会館新春指し初め将棋大会に参加した

1月2日に新居浜で将棋の大会があったので参加してきた.

せっかくなので出来事をつらつら書こうと思う.

将棋の盤面は印象に残っているのを適当に載せる.


1月1日

余裕を持つために愛媛には前日入りした.

徳島駅から新居浜駅へ一本でいけるバスが無かったので,徳島から三島・川之江ICまでバスで行き,そこから伊予三島駅まで徒歩で移動して電車に乗るというルートで行った.


新居浜駅には19時過ぎに着き,おっさんさん(仮名)と合流してから鯛めしを食べに行った.

鯛の身が驚くほど柔らかかった.旨かった.



この後,将棋会館に行って一局指した.

戦型は中飛車対三間飛車となり,こちらが無理攻めをしてきっちり受け切られて負けた.

うろ覚え盤面(多分先後逆)だが.途中以下のように飛車を叩かれた.

これを同角としたが,同飛でも戦えそう…?と感想戦でなってた.





この対局の後,白玉さん(仮名)と合流して寝床(ファンキータイム)へ向かった.



3時前くらいまでカラオケルームに滞在してからパーティールームに移動して寝た.
カラオケはプリキュアを含むアニソンを歌った.
白玉さんがちょくちょくプリキュアのタイトルを知ってて草だった.





1月2日

朝はシャワーを浴びて吉野家で朝飯を済ませてから将棋会館に向かった.


本大会で予選は4局,本戦は5局指した.

対局は30分切れ負けで,一般と有段クラスでグループを分けて行った.

僕は一般で出場した.


白玉さんとは予選で当たり,おっさんさん戦と同様に中飛車対三間飛車となった.

相手の中央は二枚銀でこちらの飛車が少し狭かったが,歩で銀を追い返してから△5七角成〜△7八銀(盤面参照,ただし先後逆)が意外に手になっていて勝てた.



予選は3勝1敗で突破した.




本戦2回戦ではゴキゲン中飛車を指したが,対戦相手が角道不突きの超速をやってきてめちゃくちゃ苦労した.

▲3五歩を突かれた時は5分以上持ち時間を使った.

玉が薄いままの攻め合いになったが,序中盤上手く立ち回ることが出来て勝てた.

特に△4五桂と跳ねた手(盤面参照,先後逆)は上手く決まったなと思った.

本譜はこの後▲5六銀△同飛▲同歩△4六角と進んだ.





準決勝では今年の総合文化祭で新居浜高専Cチームの三将をつとめていた方と当たった.

ゴキゲン中飛車をしようかと考えたが,先ほどの対局で上手く指せたので今度は違う戦法を指そうと思い,三間飛車にした.

勉強不足で捌き方が分からなかったので強引に飛車交換したが,相手の美濃囲いを崩せず防戦になり,受けまくってたら時間切れで負けた.



最後の3位決定戦の対戦相手のおじさんはなかなか奇抜な序盤で翻弄された.

「電車の時間大丈夫?」等の盤外戦術も駆使され苦戦したが,隙を突いて馬を作り,差を広げることができてなんとか勝った.





帰る前にプチ表彰式で賞状を手渡してもらった.






この後,おっさんさんの兄に新居浜駅まで車で送ってもらい,特急に乗って伊予三島駅に行き,そこからタクシーで高速バス乗り場まで行った.

なんとかバスに間に合って本当に良かった.





今回の旅行は軽いノリで来てしまった部分があるので行きも帰りもバタバタしてたが,なんだかんだ入賞できたし将棋をたくさん指せて楽しかった.

逆求人フェスティバルに参加した(夏休み47日目)

9月22日(土)に開催されたジースタイラスさん主催の逆求人フェスティバルというイベントに参加した.

 

名大のM1の先輩に誘われたのがきっかけで,気軽に参加してもいいよ!とのことだったので将来の就活の参考になれば良いなと思い参加した.

将来,というのは僕自身は院進したい気持ちが強く,就活はまだ先かなぁとぼんやり考えてたためである.

 

 

本イベントは学生がブースに立ち,企業がそのブースを訪れて25分間お話をするというもの.

25分のうち最初の5分程度を使って学生側はこれまでの経歴や作成物を紹介して自分をアピールする.

企業側はあらかじめ逆求人のWebサイトに登録された学生たちのプロフィールをチェックしておいて,その中で気になる学生と面談する.

 

 

僕はあまりプロフィールを充実させられていなかったので企業さんが全然来ないのではないかと少し不安だった.

というのも,参加を決定した9月4日以降は合宿や集中講義があったり,イベントの一週間前にPCを組み始めたりしていて(これは自業自得),プロフィール編集に時間を割いていなかったからだ.

 

 

しかし,その予想と反して当日は

  • ヤフー
  • ソフトバンク
  • Retty
  • アカツキ
  • リブセンス
  • KLab

の6社もの企業さんと面談させていただいた.

 

 

面談での自己アピールは主にパズドラロボットの話をした.

企業さんへの質問は,会社の雰囲気,社内勉強会等について,働きつつ趣味で研究をすることについて,の3つを伺っていった.

 

趣味で研究,というのは高専時代の先生が「博士課程に行くより,院卒で大企業に就職して趣味で研究するのが正義」みたいなことを言っていた記憶があり(定かではない),実際どうなのかを知りたかったので聞いた.

 

 

 

社内勉強会は形態は様々であれどの企業さんも行っているようだった.

1週間や2週間に1度など間隔を決めて行われていたり,間隔を決めず自由に行ったり,あるいはその両方だったりした.

内容も業務に関するものだったり,あくまで趣味のものだったり,中には線形代数などの基礎科目で勉強会を開いている企業さんもいた.

 

 

 

趣味での研究については,副業OKの会社も多く全然大丈夫という返答が多かった.

 

ただ,そんなに研究したいなら院進しなよ,という当然のツッコミは受けた.

 

特にKLabさんとの面談では博士課程を出られた方とお話をして,色々とアドバイスを頂いた.

まず,社会人になってから1つの研究テーマに2年も3年も没頭する機会は無いので,研究したいテーマがあるなら絶対に院進したほうが良いとのことだった.

そして,院卒もしくは博士課程卒で就職しても遅くはなく,むしろ専門性を高めてから就職したほうが活躍できるとも言っていただいた.

 

就活イベントの場で「まだ就職はしません」と言っているような僕に対して丁寧にアドバイスして頂き,とてもありがたかった.

 

 

 

今回のイベントで就活の雰囲気がまた少し分かった感じがする.

また,企業の方とたくさんお話をして就職について考える貴重な機会を得られた.

院進をほぼ決めている自分が参加したのは企業側からするととんでもない迷惑だった可能性は否定できないが,改めてお礼のメールを送りたいと思う.

 

 

イベントお疲れ様でした.