今日は輪講があった.
ちょうど今開催されているHPC分野の国際会議(SC21)で出てきた論文を後輩が読んでた.
その論文は,スパコンで1万年かかる計算でもGoogleの量子コンピュータ(Sycamore)だと200秒で解けるという2年前の発表に対して,きちんと最適化すれば中国のスパコン(神威・太湖之光)だと304秒で解けたよ,という内容のもの.
意外とGoogleでもこの辺しっかり検討してなかったのかなと思いつつ大学のスパコン不老使って量子回路シミュレータ作りたいな~とか考えてた.
当然,手を出すにしても一旦修論としてアニーリングマシンの話をまとめてからになる.
ちょうど昨日IBMが3桁の量子ビットを積んだプロセッサを発表し[1],今日の朝方にQuEraという会社が256量子ビットを積んだ量子コンピュータを完成させたという記事[2]が上がってきている.
今までは2桁の量子ビットしか搭載されていなかった(例えばSycamoreは53量子ビット)ので多分この立て続けの発表はわりと凄い.
恐らく今量子コンピュータ界隈が激アツになっている.
乗るしかない.
[1] IBM Quantum Eagle、100量子ビットの壁を破る
[2] QuEra Emerges From Stealth Raises $17 million, Completes a 256-qubit Neutral-Atom Quantum Computer