学生将棋選手権大会に参加した(春休み44〜45日目)

20日と21日に大阪商業大学で将棋の大会があったので参加してきた.

20日に団体戦,21日に個人戦があった.


僕の戦績は団体戦1勝4敗,個人戦予選敗退(2敗)でボコボコだったのでとてもつらい.

ただ負けっぱなしで反省しないのもアレなので,全対局簡単に振り返ろうと思う.

(先手後手は正直覚えてないので全部こちらが先手の体で載せる)

団体戦

団体戦は持ち時間30分の切れ負けで5対局リーグ戦だった.

団体の人数は5人で,僕は3年1人,1年4人の名大Cチームで参加した.




1局目

時間切れ時の局面.

時間切れの原因は単純に向かい飛車の経験値が足らなかったことだと思う.

桂ポン(▲8五桂)やっていいかどうか分からなかったので端を攻めて反発くらってたあたりで時間が無くなった.

感想戦では方美濃が完成したあたりで早めに仕掛けられたんじゃないかというアドバイスを頂いた.

2局目

この対局は2日間で唯一勝てたものだった.

上は△8六歩▲同飛△8五銀▲7四歩と突いた局面.

瞬間的には飛車銀交換で損だが左桂が捌けそうなので振り飛車よし(多分).

この後は,△8六銀▲同角△8八飛▲5三桂成△8六飛▲5二成桂△同金と進行したが,最後の同金のところを構わず△8七飛成とされるとバグってたかもしれない.


本譜は相手が銀冠を組もうとするタイミングで仕掛けられたのでとても気分が良かった.

3局目

上は端攻めを仕掛けた時の局面.

相振りの本に金無双相手にも端攻めが成立する手順が載ってたなぁと思いながら仕掛けたが,▲9四歩に対して△同歩▲9三歩△同銀▲同角成△同桂の後の手順を忘れてしまっていた.

また部室に寄って本で確認するつもりだが,確か△同桂に対しては▲8四歩と合わせて△同歩▲同飛△8三歩▲9四飛だった気がする(飛車を引いてから▲9四歩の狙い).

本譜は同桂に対して▲9四香△9二歩▲9三香成△同歩▲4六桂と両取りをかけたが,△3五飛とうまくかわされて負け.

4局目

上は△4五銀と角交換を申し込まれたところ.


居飛車で来るかと思っていたが,飛車浮きの後に3筋に飛車を振ってきたので意味が分からなかった.

ただ,8筋の逆襲ができたし端攻めも飛車のラインを生かして受け切ったし正直勝ったと思ってた.

上の局面も角交換の後,▲7七角△4四歩▲4六歩くらいで安全に勝てそう.


本譜は角交換の後,▲7七角△4四歩に▲2一飛△3二金と進んだ.

この辺で時間がやばくなってきてたので焦って攻めてしまい敵の玉が7六の地点まで逃げたところで時間切れ.

5局目

時間切れ時の局面.

こちらが多少悪いとは思うがまだまだ指せる気がするので途中で終わって悲しかった.

4→3戦法に対して金を上げて受けてくる棒金的なアレをやられたのでちょっと捌きにくかった.

今ちょうど4→3戦法の本で金上げに対する対策の章を読んでいるところなのでインプットが足らなかった.

前日のネカフェでLoLをせずに戦法書を読み進めておくべきだった.

個人戦

個人戦は持ち時間20分,使い切ると1手30秒,2勝通過2敗失格方式で予選が行われた.

1局目

中飛車左穴熊をやられた.

咎め方が分からんので(咎めれるかどうかも知らんが)ゆっくり指そうかなとしてたら飛車を8四に振って揺さぶってきた.

上は△7四飛に金を上げて受けたところ.

飛車を抑え込むのかなと考えての金上がりだったが,ここで△7六飛〜△6七銀とされた.

これに対して本譜では▲4八飛としたが,感想戦で▲7九飛の方が成銀を牽制できそうとの指摘を頂いた.


この後,飛車角を押さえ込まれてうまく反撃できずじわじわと負け.

2局目

前日の団体戦で向かい飛車で負けていたが,経験値積んでおくかと考えてこの戦型にした.

上は銀冠を組まれそうなのでそろそろ仕掛けようかなと思って角を打った局面.

△6三金と受けられて,▲7五歩と突いた.

ここで歩突きに変えて▲3四角と歩を取られる方が相手は嫌だったっぽい.

簡単には角は死なない上に角銀交換でも陣形を乱せる分得なようだ.


本譜はこの後桂ポンして飛車先を突破しようとしたが,端攻めと飛車を振ってからの中央の攻めをうまく決められて負けた.






まとめ

切れ負けルールにもっと慣れるべきだと思った.

団体戦で負けた将棋全部が時間切れ負けなのでひどい.


奨励会三段の人と指せたのは良かった(当然ボコボコにされたが).



今後は引き続き相振りと4→3戦法の勉強をやっていきたい.

とりあえず中飛車左穴熊が許せないので対策が欲しい.